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州の概要

The EV Project

http://www.theevproject.com/

画像2009年8月、米・エネルギー省は電気自動車(EV)の需要拡大のため、エレクトロニック・トランスポテーション社(eTec)およびその提携企業と総額1億ドルに迫る米国史上最大規模の電気自動車(EV)の配備および充電基幹施設整備に関する事業(EVプロジェクト)契約を締結しました。現在では政府、パートナー企業からの投資を含め、総額約2.3億ドルのプロジェクトとなっています。同プロジェクトは2009年10月より開始され、日産リーフ、シボレー・ボルトが業務提携をしています。プロジェクト対象地域は、当初オレゴン州を含む6州+1特別区(ワシントンD.C.) でしたが、今では9州+1特別区まで拡大しています。(2013年10月現在)。


オレゴンでは、既に670台以上のEV(リーフとシボレーの合算)と約1,200台以上のEV充電設備が州内各地に設置されています。*


また同プロジェクトでは、清浄環境の向上に直接貢献するとともに、石油依存度を低減し、全米で2017年までに5,500人以上の新たな雇用の創出を実現するとみられています。このEVプロジェクトの最大の目標は、初期の数千台のPEVの普及とそれらをサポートするインフラ整備から得た教訓を生かし、次世代EVの安定した展開を可能にすることです。


* EV Project EVSE and Vehicle Usage Report: 2nd Quarter 2013参照



オレゴン州の電気自動車(EV)事情

ポートランド市に本社を置くPortland General Electric(PGE)社は、オレゴン州政府と共に日産・三菱両自動車メーカーらとEV普及に向けた協力関係にあります。そのPGE社は、2008年7月に初めて同社の本社前にEV充電器を設置したのを皮切りに、州内各地にEV充電器の設置を行っており、基本的に利用者は無料で充電することができます。


画像非営利組織(NPO)であるオレゴン電気自動車協会(Oregon Electric Vehicle Association: OEVA)は、EVに関する教育や啓発を目的とした団体であり、年に1度夏に『EV啓発デー』を催しています。OEVAの会員が個人的に保有するEVの展示や、EVの購入希望者に対する情報提供を行っています。オレゴン州政府は、これらの機関との協力のもと、EV普及の前提条件となるインフラ整備を積極的に推進しています。


このような次世代型自動車普及にオレゴン州が積極的である背景には、オレゴン州が「全米でも最も環境に優しい州」として評価され、またポートランド市が「1人当たりのハイブリッド車所有率が最も高い街」、「カーシェアリング発祥の地」であること、そして政府・企業・住民が率先して環境保護を考え、環境ビジネスを支えていることに繋がると言えます。2010年にはポートランド州立大学とPGE社を含むその提携企業が、トヨタの次世代プリウス プラグインハイブリッド車(PHV)を世界的に発信する地として選ばれました。


【Portland General Electric(PGE)】

オレゴン州ポートランドに本社を置くポートランド・ゼネラルエレクトリックは、一般世帯や商工業利用顧客約82万1000軒に電力を供給する総合電気公益事業者です。
詳細は、www.PortlandGeneral.comをご覧ください。


West Coast Green Highway 構想

画像西海岸の大動脈的機能を果たす高速道路「I-5」。北はカナダ・カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバーからオレゴンを通り、南はカリフォルニア州サンディエゴを抜けてメキシコ国境までを結ぶ「West Coast Green Highway」構想が進んでいます。4州に及ぶ区間には5,000万人超が住んでおり、また一帯は環境意識の非常に高い土地柄です。沿線の州政府、自治体、電力会社らは相互の協力のもと、地域の住民が区間内にある他の地域に電気自動車でスムースに移動ができるよう、25~50マイル毎にEV用充電器が配備されています。


オレゴン州、電気自動車振興のリーダーで受賞の栄誉に輝く
~オレゴンが国際産業団体に表彰された最初の州に~

画像2010年11月、オレゴン州は交通システムの電化に指導的な役割を果たしたとして、米電気駆動車協会(Electric Drive Transportation Association=EDTA)から同州にEビジョナリー賞が授与されたと発表しました。

将来の電気自動車の普及に不可欠な充電スタンド・ネットワークを含むインフラ整備のほか、電気自動車の実践的かつ広範な利用支援・振興につながる奨励制度を成功させたオレゴン州が評価されたものです。


EDTAのブライアン・ウェイン理事長は、「環境にやさしい交通機関の実現に向け前例のない大きな前進を果たしたオレゴン州を置いてほかに、この賞にふさわしい受賞者は見当たりません。オレゴン州が実施した電気駆動推進モデルは、わが国そして広く世界の模範となるでしょう」とコメントしています。


この産業賞を授与された米国の州はオレゴンが最初です。


州知事は、「次世代電気自動車分野の先駆者として、また消費者としてもオレゴンが米国のリーダーとなるであろうことは3年前に感じていました。今回の国際的な受賞は、化石燃料駆動車を廃して、排気ガスのないゼロ・エミッション車両に替える交通電化システム開発の世界的リーダーを目指したわが州の先見の明とその計画の実行力が評価されたもので、わが州の港湾施設や製造業、各自治体にも経済効果をもたらしています」と述べています。


米電気駆動車協会(EDTA)は、環境にやさしい持続可能な交通機関のコア・テクノロジーである電気駆動装置の普及を目的に活動する卓越した業界団体です。電気駆動技術の採用を促進する団体として、EDTAは業界の意見をまとめるとともに、電気駆動関連の教育および情報の発信源としての役割を担っています。加盟企業は、さまざまな車両・機器製造メーカーやエネルギー供給者、部品サプライヤー、末端消費者などで構成されています。

世界自動車協会(WEVA)が主催する一連の世界電気自動車シンポジウム&エキジビション(EVS)は、教育機関や官民の専門家らを対象に開催される電気駆動テクノロジーに特化した他に類を見ない優れたイベントとして評価されています。WEVAは、アジア太平洋電気自動車協会(EVAAP)、バッテリー・ハイブリッド&燃料電池・電気自動車欧州協会(AVERE)、米電気駆動車協会(EDTA)の連合体としての役割を果たしています。